視点とは?
[ 781] 佐々木俊尚 ジャーナリストの視点:ブログ - CNET Japan
[引用サイト] http://blog.japan.cnet.com/sasaki/
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ジャーナリストの玉木明氏は、オウム真理教事件の直後に刊行された「ニュース報道の言語論」という本で、新聞記事の主語は、実は文面にはいっさい出てこない「われわれ」であると書いている。たとえば、次のような記事の文例を見てみよう。「強引とも言える捜査は、小さな山村の集落の住民を相互不信に陥らせ、人のつながりを壊した。警察への憤りも広がっている」(二月二十三日、鹿児島県議選買収無罪判決の記事から)。この記事で警察に憤っているのは、誰なのか。ここで憤っているのは、実は書いた記者個人という「わたし」なのだが、しかし記事の文脈では「私が憤った」とは書かれていない。あくまでも社会全体の「われわれ」であるというスタンスを取って書かれているのだ。玉木氏は前掲の書籍で、以下のように書いている。 ある特定の観点を<われわれ>の観点とみなすこと、特定の主張を<われわれ>の名において主張すること、<われわれ>の意識をある特定の意識の中に囲い込もうとすることを意味している以外ではないだろう。私たちがそこから何ほどかのアジテーション的なうっとうしさ、押しつけがましさ、あるいはイデオロギー的な臭気を感じとるのもそのためだと言っていい。その文脈において仮構されている<われわれ>の意識と受け手の側の<われわれ>の意識とのズレが大きければ大きいほど、私たちが甘受するそのうっとうしさ、押しつけがましさの度合いもまた、それだけ高くなるはずである。 かつての平和な戦後の風景の中では、<われわれ>とリアル社会の間には、さほど大きな隔たりはなかったのかもしれない。年収五百万円、専業主婦の妻と子供二人の家族、社宅に住んでいる。夜はたいてい会社の近くの焼鳥屋で、課長の悪口と会社の将来の可能性をさかなに同僚と一杯。週末は接待ゴルフか、そうでなければ家族サービス。趣味は野球観戦――というような標準的な人が世の中の大半を占めていて、みんな将来にたいして不安は感じていなかった。そういう時代であれば、新聞が<われわれ>に仮託して、「大企業は消費者を大切にしていない、けしからん><政治家は信用できない>とステレオタイプなことを書いていても、違和感を感じる人はさほどは多くなかったのである。 だが一九九〇年代後半以降、戦後社会は崩壊した。かつての平和な風景は消失し、社会の一体感もなくなった。正規雇用−非正規雇用、富裕層−下層、団塊世代−団塊ジュニア、ネットを使いこなす人たち−ネットに拒否感を抱く人たち、といたるところで社会は分断していて、双方の意見をともにすくい上げ、双方が納得するような記事を書くのは非常に難しくなった。意見が単に対立しているだけならどこかで折り合えるかもしれないが、いま起きている分断は、単なる意見の対立ではないように思われる。おそらく、意見が拠って立つ基盤そのものが異なってしまっているのだ。 そういう時代状況の中では、新聞がいったいどのような<われわれ>に仮託して、記事を書くのかという問題が生まれてくる。 今回のインタビューで、毎日新聞の池田昭編集局次長は、何度も「見解の相違」ということを言った。もちろん、見解の相違はあったのだろう。それが何に対する見解の相違なのかをインタビューでは明らかにしてもらえなかった(果たして取材班の取材意図についての見解なのか、それとも「さくらちゃん」事件に対する見解の相違なのか)が、取材されたがんだるふ氏の見解と、取材班の見解が異なっていたのは間違いない。 当たり前のことではあるけれども、どちらが正義でどちらが悪かなどということは、そう簡単に結論づけられるものではない。結論づけるどころか、永久に歩み寄りができない可能性だってある。「ネット君臨」にはネット君臨なりの正義があり、そしてがんだるふ氏にもがんだるふ氏なりの正義がある。そこで検証すべきは、その言論の内容そのものなのであって、媒体の権威ではない。「新聞が書いているから正義」「ミクシィの一個人会員が書いているから信用できない」ということではないのだ。当たり前のことだが、新聞の主張が間違っていることもあれば、ネットユーザー個人の言っていることの方が正しいケースもある。いや、いまやそういうケースが激増していることは、ネットの秀逸な言論を見ていれば明らかではないか。 だがこの「見解の相違」に対し、新聞ジャーナリズムとして<われわれ>に仮託してきた取材班は、「<われわれ>を背負う取材班こそが、社会の総意にもとづいた正義なのである」ということを主張しているように思われる。だからこそがんだるふ氏に対して取材後、あるいは連載掲載後にまともな対応をしなかったのだ。社会全体の総意を背負っている取材班に対して、誹謗中傷を繰り返しているような「輩」が何を言ってきているのか……ということだ。 取材班に決定的に欠如しているのは、その相対性に対する認識なのだ。先にも書いたように、いまや<われわれ>の統一性は社会から失われてしまっていて、どこにも存在しない<われわれ>を主語にして記事を書くこと自体が、不可能になってきている。そのような状況の中では、新聞は<われわれ>に仮託して記事を書くのではなく、(1)自分自身がどのような立場でどう思っているのかという立ち位置によって記事を書くこと、(2)そしてその立場で記事を書けば、当然、意見の異なる他者が出現して自分自身が批判されうること、を前提としなければならなくなってくるように思う。 私が前々回のエントリーで、中立の立場を取らず、あえてがんだるふの立場に依拠して記事を書いたのは、そういう新聞に対する批判者の存在があり得ること、いまや新聞言論は相対化しつつあることを、明確なかたちで表出させたかったからだった。しかしそのような私の主張は理解してもらえず(私の手法が稚拙だったのかもしれないが)、インタビューでも池田局次長に「どうしてあのような一方的な記事を書くのですか」と言われてしまったのだった。 付け加えておくとすれば、池田局次長の「第三者に取材内容を教えることはできない」というコメントは、新聞編集局としてはごく当然の対応だとは思う。だから本当のところ、私のような第三者が口を挟んで可視化、可視化と叫ぶのではなく、取材された当事者本人が徹底的に取材側に向き合っていくしかないのだと思う。そうやって向き合っていく無数の言論の総体こそが、マスメディアを変えうるパワーとなるとも思うのだ。 しばらく前、知人の毎日新聞幹部が、「都市型新聞を目指したって朝日、日経に勝てるわけがない。だったらうちは徹底的に『弱者のための新聞』を目指すしかないんだ」と言っていたことがあった。 たしかに最近の毎日の紙面を見ていると、このような方向性に進みつつあるのかと思うこともある。世間の潮流からこぼれ落ちてしまった部分に、とにかくこだわっていこうという姿勢であり、弱者に光を当てていこうという視点の持ち方だ。その姿勢、視点はジャーナリズムとして正しいあり方のひとつだろうと、私は個人的には受け止めている。 しかしここで気になってくるのは、そのような視点を持った場合、記者という個人もしくは毎日新聞編集局という組織が、どのような立場でそれらの記事を書くのかという立ち位置の問題だ。毎日記者は、決して弱者ではない。新聞業界の中だけで見れば「他社より給料が安い」「人手不足で仕事がきつい」と弱者的立場に自分を仮託している毎日社員も少なくないようだが、しかし社会全体の中で見れば、当たり前の話だが、決して弱者ではない。年収で言えば、おそらくサラリーマンの平均年収ははるかに超えているはずだ。そういうエリート的な立場にいる毎日記者という個人としての存在、あるいは全国紙の一角を担っている毎日という新聞組織は、どのようにして弱者の視点に立とうとしているのか。そこの問題が問われているように思える。 毎日の記者は、おそらく弱者に自分自身を仮託して記事を書いているのだろう。しかしもし、今後も毎日が<われわれ>を背負っていくのだとすれば、その「仮託」そのものが、真正なのかどうか――つまり記者が勝手に想像した架空の弱者ではなく、本当の弱者に常に近づける作業をできているかどうか――という検証を、つねに行っていかなければならない。そうしなければ毎日は「弱者のための新聞」ではなく、「弱者のふりをした新聞」になってしまう。 今回の事件は、新聞が仮託している<われわれ>は、いったいどこに存在する視点なのかという問題を、顕在化させたように思われる。格差社会化、ネット社会化の中で、マスメディアのこの問題は今後ますます重要になってくるように思われる。これからますます人々の立ち位置は分断され、クラスター化し、言論そのものもマイクロコンテンツ化していくであろう中で、毎日新聞はどの「われわれ」に依拠しようとしているのだろうか? 実のところ、毎日新聞社内でも若手記者を中心に、そうした状況に対する危機感は広がっている。今回の一連のエントリーを公開した後、何人かの記者からメールをもらった。たとえば、次のような内容。 驚いたのは、(ネット君臨の)社内でのネット企画の評価が高いことです。1月4日付「開かれた新聞委員会」でもベタボメしていましたが、いつも辛口の「紙面審」でも高く評価されていることです。最初は売るため、毎日インタラクティブにアクセスさせるための「釣り」ではないかとすら思いましたが、社の幹部や一線記者が真剣に取材して、あのレベルしかできなかったという現状は慄然とします。新聞は中学生にも分かる内容にしろと言われており、難しい技術用語をのせるのはなかなか困難です。しかし、それとこれとは別問題でしょう。 それでもやっぱり、読者と対等な視線に立つのは怖いし、そんな付き合い方を読者としたら体力が持たぬから、こちらのルールと土俵に引き込んで「リアルな世界で責任取るべし」と浴びせ倒しの技をかけるしかないのかしらね。庶民をミスリードしないように、ちゃんと『リード』して俺たちが歴史をデッサンするんだ、という裸の王様になり始めているのにね。 そもそもリアルって何でしょうね。読者からクレームが来てもかわしたり、すかしたり、回したり、あきらめさせるように疲れさせたり、とどのつまりは最終兵器の組織力やエスタブリッシュなお友達のネットワークを駆使して組織防衛を図る我々のリアルな嘘も、そろそろ限界かもしれません。 佐々木俊尚毎日新聞社会部記者として警視庁捜査一課、遊軍などを担当し、殺人事件や海外テロ、コンピュータ犯罪などを取材。その後、アスキーなどを経て現在はフリージャーナリストとして活躍。著書に「ヒルズな人たち―IT業界ビックリ紳士録」、「ライブドア資本論」、「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」などがある。 「これからのモバイルの本流のサービス」 対談6 「メディア:バーチャルコミュニケーション 後編」 チェックしておきたい今週の新製品:9/1〜9/7:iPod touch含む新シリーズが一挙登場、デジカメは注目機種が続々 ニイウス コー、アプリケーションサービスASP事業に特化した子会社「ニイウスAP株式会社」を来年4月に設立予定 遊びゴコロと高級感。ビジネスでも“魅せる”PCへ進化--ソニー「VAIO type C」--前編-- ソニーから新型のVAIO type Cが登場した。従来からエントリー向けのノートPCとして、ボディカラーを選択できるなどの特長を持っていたtype C。 PCを選ぶ際に知っておきたい6つのセキュリティ機能をまとめた。またそれぞれの機能を搭載したおすすめPCを、ソニースタイルの下薗一晃氏に聞いた。 昨今では携帯電話の防水仕様が記憶に新しいウォータープルーフなデジタルアイテム。実はMP3プレーヤーやテレビ、さらにはビデオカメラと様々な製品が登場している。海でも山でもバスルームでもOKな防水アイテムを一堂に紹介! 最新CPU、たとえばリリース直後のCore2Duo E6850を使いたい。しかも、大手メーカーのPCに採用されるのを待っていられない。そんな時、いい選択肢になってくれるのが自作PCである。 チェックしておきたい今週の新製品:9/1〜9/7:iPod touch含む新シリーズが一挙登場、デジカメは注目機種が続々 メンバー限定サービスをご利用いただく場合、このページの上部からログイン、またはCNET_ID登録(無料)をしてください。 |
[ 782] 違った視点で眺めてみよう!
[引用サイト] http://chigatta.exblog.jp/
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全体はじめにプロフィール心の病をこう見てみよう―総論―各論1、単極性うつ病各論2、双極性障害(躁うつ病)各論3、神経症性障害各論3−1 心身症各論3−2 神経症性うつ病各論3−3 強迫性障害・依存症各論4 統合失調症対人関係の悩みをこう見てみようエッセイ日記トラックバックおしらせ 目からウロコfrom 私とダンナと双極さん。招き猫をいただいてきましたfrom ゆめ芝居 それがしの申します..詞(コトバ)の魔力 こと..from 北の夢想科学小説ブログのことはブログで完了from 深呼吸してトコトコ歩く2ブログめぐりfrom こころのスタミナ運転手。from Same Same But ..communicatio..from 北の夢想科学小説受け止めるfrom たのしい検索・ゆかいな検索病者の祈りfrom powerだっこは大切!!from 子育てブログ ご無沙汰しております。コメントをいただいているにもかかわらず、レスがつけられず本当に申しわけありません。夏季休暇のお知らせをクリニックの方でアナウンスさせていただきました。8月29日〜31日まで鹿児島へ行き、神田橋先生の診察の陪席をさせていただこうと思っています。結果をご報告できるといいのですが・・。とりあえず、ご報告まで。 基本的には、これからは「院長のひとり言」の方に、更新していく予定ですので、今後ともよろしくお願いいたします。 病を治したいという気持ちは勿論大切なことだとは思うのですが、その気持ちがあまりにも強い方を目の前にすると、 その「一生懸命さ」を治療にいかすためには、いくらか「一生懸命さ」を手放してもらうことも必要なのですが、これがなかなか難しいんだなぁ・・ 「自己実現と病」をまとめようと、非公開の形で色々文面を作っているのですが、時間ばかりが過ぎていくだけで全然まとまりません。取り上げたテーマが大きすぎてしまったと反省しております。 大学は3月15日付で退職し、4月3日の開院に向けて準備を進めることになります。待合や診察室、事務の備品も次々と搬入され、残るは電子カルテくらいでしょうか。3月16日に設置工事になるようです。 建物には看板が入り、周辺の道沿いに立て看板も建ちました。看板の前を車で通るたびに、不思議な感覚に襲われます。 スタートラインに立ったからには、後戻りはできないことはわかっていつつ、こんな一言をこぼしたくなってしまう私がおります。 と、妻は半分はあきれているようですが、喜びや期待だけでは表現しきれない、複雑な気持ちをそのまま受け入れてもらい、とても助かっております。 |
[ 783] 解説委員室ブログ:NHKブログ | 視点・論点
[引用サイト] http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/
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今日は、先日厚生労働省より発表された「住宅喪失不安定就労者の実態に関する調査」結果をもとに、アパートを失い、24時間営業のインターネットカフェで寝泊りするいわゆる「ネットカフェ難民」の生活実態について、また政治と社会に求められる対策について考えてみたいと思います。 中東政治の新しい構造変動のなかでも重要なのは、政治の重心が地中海沿岸からペルシア湾岸地域へ移動していることである。 この重心の移動は、イラク問題と石油問題、それにアフガニスタン問題の重要性が増大した点と無関係ではない。 この結果、アメリカの戦略的関心は、サウジアラビアとイラクを軸とした湾岸地域へ大きく移動したといってもよい。 また、イランやパキスタンやアフガニスタンなど「大きな中東」の東の方から、核開発問題やテロとの戦いなどを通して、中東の政治力学を全体として地中海よりも湾岸へ引きつける力が働いている点も無視できない。 9月1日は防災の日です。きょうは、その防災の日を前にして地震などの大きな災害とその際の被災者の皆さんに対する支援のあり方についてお話をしたいと思います。 ことしの3月には能登半島で地震がありました。また、7月には新潟県中越沖地震もありました。どちらも大変大きな災害で被災地ではいろいろな課題を抱えていると思います。 私は、その課題の中でもっとも重要な課題の一つが住宅問題だと思います。被災者の皆さんが安心して住める生活の本拠である住宅をどうやって確保するかという問題です。 本年は、明治40年代から大正期にかけて国政の舞台で縦横無尽、八面六臂の活躍をした異色の政治家・後藤新平の生誕150周年に当たっています。 後藤新平は安政4年、西暦1857年に現在の岩手県奥州市水沢区に生まれ、10歳のときに明治維新を迎えました。 これに対し、北極海に浮かぶ氷は海が凍ってできたもので、その厚さは、現在、北極点付近で2mほどしかありません。 もし、仮に2mの氷が無くなったとしましょう。南極は、1998mになるだけで質的な変化は起こりません。 氷が無くなり青い海になれば、降り注ぐ太陽光を受け取り、受け取った熱を蓄える地域に変わってしまうのです。 労働者派遣や請負などで働く人が増えています。近年、派遣業が急成長してきましたが、派遣で働く労働者の雇用や労働条件の劣悪さが大きな問題として注目されています。 アフガニスタンで、人道援助に赴いた韓国人の若者たちが、タリバンを標榜するグループに拘束され、開放に向けて交渉が続いています。 2001年のタリバン・アルカイダによる同時多発テロ後、アフガニスタンでは、米の報復攻撃によってタリバン政権が崩壊しました。 しかし、現在でも、この人質事件のあったアフガン南東部では、依然タリバンが潜伏し、米・NATO連合軍との戦闘が続いています。 医療や教育、食糧生産など国としての基幹インフラが徹底的に破壊されている中で、それらのニーズに応える人道援助は、アフガニスタンの人々の生存権を左右するものです。 最大の原因は、中国の通貨当局が大規模な市場介入をして人民元相場の上昇を押えているなかで中国の貿易黒字が急増していることです。 そのため、中国に対して大きな貿易赤字を出している米国や欧州連合は、人民元の相場が不当に操作されていることが世界的な不均衡を激化していると中国を非難するわけです。 この間、お亡くなりになりました阿久悠さんがよく言っておられたことがありますが、それは、「日本の歌はこのところ空を飛ばなくなった」ということでした。 戦後になりまして、『万葉』以来のあの短歌的な叙情、あの五七調、七五調のリズムというものが否定的に捉えられるようになってきたということを思い出したからであります。 これで戦後60年が経ってしまって、気がついた時、われわれの叙情に対する考え方がだいぶ変わってしまったのではないかということでございます。 今晩は。今日は私が長くかかわってきた投稿誌「わいふ」のデータをもとに、主婦の現実についてお話しすることになりました。 「主婦」と一口にいってもなかなか定義が難しいのですが、ここでは何よりも「主婦」は「妻」であるという切り口で考えてみたいと思います。 たとえば、2002年のワールドカップの折に日本を屈託なく応援する若者たちを指して、香山リカ氏が「ぷちナショナリズム」と呼んだ現象、あるいは、歴史教科書問題とも深く結びついている、小林よしのり氏のマンガ『戦争論』の大ヒット、あるいはネットでのいわゆる左翼バッシング等が、このことを示しています。 今日は、戦後の日本社会を、若者、特に「族」と呼ばれた若者たちのことを通して、考えてみたいと思います。 1950年代の新聞記事などを見ていますと、若い人たちに対する呼び方として、「青年」という言葉をよく目にします。映画や歌謡曲のタイトルなどには「若人」ですとか、「十代」という言葉もよく使われています。 ですが、60年代に入ると徐々に「若者」という呼び方が増えていき、70年代には「ヤング」という言葉も登場します。しかし、このヤングという言い方は、80年代には死語、使われない言葉となっていきました。 すでに発表されているように、1990年代に一貫して世界第一位であった日本のODA(政府開発援助)総額は、次いで英国にも抜かれ、2006年には第三位に後退しました。 予算ベースでは平成9年度をピークにこの10年間で38%減少しております。こうした事態をどのように考えればいいのでしょうか。 長崎出身の国会議員で、防衛大臣であった久間氏が、6月30日の講演で、原爆投下は「しょうがない」と発言しました。 この発言に対して、被爆者はもちろん、多くの人々が、それは米国の原爆投下を正当化するもので、決して許すことはできないと、抗議の声を上げました。 私の専門は、コミュニケーションのデザインですが、最近制作した「TOKYO FIBER」という展覧会の経験を経て、人間・環境・繊維の関係の中の新しいビジョンについて、きょうは、お話をしてみたいと思います。 この手で形を写し、記録し、伝達する拓本によく似たフロッタージュは、古い印刷術や版画技術として親しまれてきた方法です。 |
[ 784] 政宗九の視点
[引用サイト] http://d.hatena.ne.jp/mmmichy/
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「政宗九の視点」は「e-NOVELS」と提携し、販売作品の書評を定期的にアップする「e-NONELS書評モニターサイト」です。過去のモニター書評はこちらにあります。 サイクルロードレースにおける「アシスト」役が主人公。チームにおいて「アシスト」は「エース」を勝たせるため、自ら進んで「捨て駒」になる役割である。自分の勝利ではなく、チームの、エースの勝利のために働くのだ。 その特殊なスポーツの世界を活き活きと描きながら、後半で起こる事故(あるいは事件)が物語を大きく動かす。ただのスポーツ小説ではなく、そこにミステリ的要素が有機的に絡み合い、幾重にも訪れるどんでん返しが、さらに効果を上げている。そして根底にあるのは、胸を抉られるような近藤史恵の作品世界そのまま。今までの読者も、これで初めて近藤史恵を読む読者にも、間違いなく受ける作品である。 国民の1000人に1人、18〜24歳の間の特定の時間に強制的に与えられる死。当人がそれを知るのは、死の24時間前に届けられる「イキガミ」によってである――避けようのない死に直面した時、人間は何を思い、どう行動するのか? 話題沸騰のコミックの第4巻だ。 子供には罪はない、という信念で指導していながら、生徒の策略で盗撮犯にされて休職中の教師。改造車にしか目がない夫に失望し、喘息持ちの娘に不憫な思いをさせまいと海外逃亡させようとする母。「イキガミ」がもたらすのは、悲劇か、それとも……相変わらず読後感の重い、余韻の深い作品である。 10/8の島田荘司講演会の主催元・ふくやま文学館にて、島田荘司展が行われます。3年前にもあったので第二弾というわけです。 本格ミステリー作家として最盛期を迎えている、福山市出身の島田荘司。今回は、そのミステリー作品を、最新作を中心として、様々な資料から展観するとともに、担当編集者による作家・島田荘司の印象など、疾走し続ける島田荘司の世界に迫ります。 横溝風のレトロな伝説見立てミステリを現代でやってしまおうという作品。昔ありがちだった「血縁関係の錯誤」トリックも、現代では「DNA鑑定」という壁が立ちはだかり、使い難くなっているが、それを上手く処理しているところは評価したい。解決編における稲口のポジションの変化には驚かされた。 青春ミステリ。片思い小説としてもいろいろ突っ込みどころがあって面白いが、読者へのはぐらかし方が計算なのか天然なのか判断しにくいのが逆に魅力になっている。本格一筋、みたいな人には書けない独特のセンスだと思う。文章も道尾のカラーがどんどん出てきている感じ。 整理券の事前申し込み制(先着順)ですが、まだ席には余裕があるらしいので、今からでも大丈夫です。お近くの方はいかがでしょうか。 また、今日が締め切りのアマゾンとのコラボ企画、「島田荘司 very BEST10」に、締め切り直前の数日前に投票しました。 米澤穂信の新刊は、本格ミステリのガジェットを詰め込んだクローズドサークルでの推理ゲーム。今までの作風とはかなり変わった異色作といえるでしょう。 (この感想はプルーフを読んでのものです)ではなく、きちんと単行本を読んでから感想を書く予定です。 新本格推理作家の代表作を模したパロディ短編集。タイトルだけで元ネタが全て分かる人向け。まあ、分かりますよね?(ここをご覧の皆さんなら) 事件の内容も含め「もどき」の完成度には多少上下はあるが(作品によってはぐだぐだになったり)、新本格世代なら普通に楽しめるはず。目張り密室トリックが面白い「人形は密室で推理する」と、「星降り山荘の殺人」の設定と猫丸先輩風な奇妙さが上手くブレンドされた「雨降り山荘の殺人」、様々な小ネタを詰め込むだけ詰め込んだ「13人目の看護師」あたりをお薦めしたい。 よく考えてみれば、霧舎巧は普段から「もどき」を作風にしている気がする。《あかずの扉研究会》シリーズはまさに「新本格もどき」だし、霧舎学園シリーズは「ラブコメもどき」、『名探偵はもういない』のシリーズだって、ある登場人物が「もどき」だったりするし。そういう意味でも、いかにも霧舎らしい短編集といえるだろう。 北村薫の「円紫さんシリーズ」、また大倉崇裕さんにも落語を題材にしたシリーズがありますが、こちらは「本格落語ミステリーの真打ち」とのことです。 『ラッシュライフ』で「お、これは!?」と感じ、『陽気なギャングが地球を回す』で「おもしれー」と思って周囲に「伊坂の時代が来る」と言いふらしていた、割と早い段階で伊坂の魅力に気付いていた私だったが、実はこのデビュー作だけ、未読だったのだ。というわけで、初読である。 今になってみると、会話のセンスや物語展開に伊坂らしさを感じさせるが、当時にすれば、変な設定の妙なミステリで、これで賞が取れたことが凄いと思う。先見の明であろう。面白いし、読み応えももちろんある。 「これからは考えろ」と、命令するように彼は言った。「動物を食って生きている。樹の皮を削って生きている。何十、何百の犠牲の上に一人の人間が生きている。それでだ、そうまでして生きる価値のある人間が何人いるか、わかるか」 |
[ 785] 欧州の視点 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]
[引用サイト] http://blogs.itmedia.co.jp/eu/
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フランス発の動画共有サイト、Dailymotionがベンチャーキャピタル数社から合計で2500万ユーロ(約3400万ドル)の資金を調達した。Dailymotionはこの資金の使い道として、動画フォーマット統合ツールなどの開発のほか、フランス国外のオフィス設置も検討しているようだ。すでに米国、英国、ドイツなどに拠点をもつDailymotionだが、近いうちに日本オフィスオープンとなるかもしれない。また、こちらのISPが展開するIP TVサービス経由でアクセスできるようにする計画もあるようだ。 動画共有サイトそのものをあまり利用しないが、Dailymotionは、YouTubeにはない動画があるのでたまに見ている。特に、フランスなど欧州関連はこちらの方が充実しているかもしれない。 Dailymotionによると、現在月間ユニークビジターは3700万、ページビューは120億、1日平均1万5000本のビデオがアップされているという。 Webスタートページの仏Netvibesがモバイルに対応、Wapバージョンを発表した。あらゆる種類のスマートフォン、PDAなどのモバイル端末で動くとしている。Netvibesは同時に、iPhone版もリリースしている。iPhone版は(iPhoneを持っていれば)使ってみたいかも。 うわさどおり、昨日Nokiaがインターネットサービス「Ovi」、それに音楽ダウンロードサービス「Nokia Music Store」を発表した(ニュース記事はこちら)。Music Storeはこの秋に主要欧州市場でオープンするという。こちらでは、対Apple「iTunes Store」という構図で報道されている。 Loudeyeの買収、Microsoftとの提携など、オンライン音楽ストアの開設に向けて準備を進めてきたNokiaだが、iTunesにどこまで対抗できるのか。「iPhone」の欧州デビューもこの秋に控えている。また、このサービスはオペレータ各社が独自に提供している音楽ストアと競合することにもなる。 現時点では対応端末が少ない点、ユーザビリティがどうなのかが気になるところだが、新サービスの受け入れは、Nokiaが音楽ケータイやマルチメディアコンピュータとして売り込んでいる端末が、実際にどこまで想定どおりに利用されているのかを図るバロメータにもなりそうだ。Music Storeの価格は、1曲1ユーロ(iTunesは0.99ユーロ)。 英国民の平均インターネット利用時間は、2002年から158%も増加し、毎日36分をインターネットの利用に費やしているという。英国ネットユーザーの25%が50歳以上というが、最も利用時間が長い層は65歳以上の高齢者層。65歳以上の16%がインターネットを利用しており、この16%のネットユーザーは毎月42時間をウェブサーフィンに費やしているとのことだ。この月42時間という利用時間は、どの年齢層よりも多いとのこと。そういえば、YouTubeユーザーにgeriatric1927という人がいたことを思い出す。 ここまでは規制当局Ofcom(英情報情報通信庁)のレポート。Nielsen//NetRatingsでは、英国における高額所得者のインターネット利用を調べた報告書を発表している。 それによると、同国のインターネットユーザーのうち、年収5万ポンド(約1160万円)以上の高額所得者が占める割合は24%。高額所得者がもっとも集中しているサイトは、Barclays、American Expressなどの金融系のほか、Arsenal、Liverpoolなどのサッカーチーム、LinkedInなどのSNS系も入っている。 なお、同社が調査した国(日本は含まれていない)のうち、ネットユーザーに高額所得者が占める比率が最も高いのはオーストラリアで、年収10万オーストラリアドル(約951万円)以上の人が32%を占めるという。 日本のお盆に合わせて1週間インターネットを使わなかった間に、iPhoneに関するうわさが欧州メディアをにぎわしていたようだ。iPhoneを欧州で提供するオペレータは、フランスはOrange、ドイツはT-Mobileとのこと。中でも、フランスのOrangeは固いようで、一般紙のLe Figaroもこのうわさを報じている。 残るは英国。Appleにとって、欧州で最も重要な市場と思われる英国だが、相変わらずO2説とVodafone説の2つがあるようだ。 9月後半、フランス・パリで毎年恒例のApple Expoが開催される。これに合わせて、iPhoneの欧州展開に関する詳細が発表されるかもしれない。 売上高で世界最大手のモバイルオペレータ、英Vodafoneが無線インターネット規格のWiMAXを推進するWiMAX Forumに参加する。 無線分野では、WiFi、WiMAXなどのインターネット側から派生した技術と、GSM、3G/HSPAなどテレコム側の技術が重なりつつあり、Vodafoneは今回のWiMAX Forum参加の理由として「技術中立性」を挙げている。同社はこのほかにも、GSMA、3GPP、Next Generation Mobile Networkなどの業界団体に参加している。 英Ovumのアナリストはこの動きについて、WiMAXは途上国市場で実装が進むと見られていることからも、途上国市場にも重点を置いているVodafoneにとってWiMAX参加は当然の流れ、とみているようだ。 8月に入り、Vodafoneなどの英国企業数社、それに英国政府がSNSのFacebookへの広告配信を一時的に中断している。 Facebookではポップアップ形式で広告が表示されるが、Vodafone、Virgin Mediaなどの企業は先週、極右政党といわれるBritish National Party(BNP)を支援するコンテンツなどで自社広告が掲載されたとして、広告配信を停止したようだ。今週に入り、英国政府の広報を担当する中央情報局(COI:Central Office of Information)も、適切なオーディエンスにリーチできるかどうかに確信がもてないとして、Facebookへの広告配信を停止した。 これを受け、Facebookでは英国顧客向けに広告主がオプトアウトできる機能を提供する。これにより、企業は、ブロックリストのユーザーグループでは広告が表示されないよう管理できるようだ。この機能は将来的に英国以外の国でも提供される模様。 携帯電話市場は米AppleのiPhoneにより、構図が変わるかもしれない。シェア38%を達成して勢いに乗るNokiaだが、いまのうちにリードを確保する手を打っておこうというところだろうか? なお、Nokiaは「iTunes」に対抗するオンラインコンテンツストアをオープンするといううわさがある。 7月にOECD(経済協力開発機構)がテレコム業界に関する年次報告書「OECD Communications Outlook 2007」を発表した。2005年末時点で、加盟国30カ国のブロードバンド普及率は6割。 同レポートでは、加盟国のインターネット速度、料金を比較している。日本はMbpsあたりのブロードバンドインターネット料金が0.22ドルと最低、速度も100Mbpsと最高レベル。光ファイバの提供エリアからいっても、日本のインターネットユーザーは世界的にみて好環境にあるといえそうだ。なお、Mbpsあたりの料金はトルコの81.13ドルが最高。速度は、OECD平均が10Mbps。 レポートでは、課題の1つとして、光ファイバへの移行(タイミング、投資)を挙げている。100Mbpsの光ファイバの提供が始まっているのは、日本のほかに韓国、欧州ではスウェーデンなど。 同レポートは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの"BRICS"についても調査している。それによると、BRICSの5カ国はハイピッチでICT市場が成長しており、2000年から2005年までの間、ICT支出は年間19%増で成長したという。この間、世界のICT市場の成長率は年5.6%増、OECD平均は年4.2%増だった。 前から欧州進出を明らかにしていたエキサイトジャパンが7月25日、英国にて携帯電話向けSNS「mobikade」の提供を開始した(ニュース記事はこちら)。 エキサイトと組んで欧州での事業を担当するのは、伊藤忠の現地法人、英Global Network Solutions Europe(GNS)。mobikadeは広告モデルによる無料サービスで、ゲームダウンロードが大きな呼び物となりそうだ。エキサイトによると、今後イタリアとドイツでも同様のサービス提供を計画しているとのこと。 英国では3Gが広がりつつあり、一部オペレータがデータ定額制の提供をはじめたところだ。モバイルインターネットや広告モデルはこれからなので、今後の動向が楽しみだ。 BBCが「BBC Memoryshare」という新しいWebサービスを実験的にスタートしている。1900年1月1日から現在までの思い出を視聴者が自由に投稿でき、共有してもらおうというもの。地方サイトでの運営となり、BBCロンドンなどで、すでにユーザーが個人的な思い出を記している。 ためしに自分の誕生日で検索してみたところ、私の誕生日を含んだ期間での投稿があった。短い投稿を読んでいると、当時、英国の人はこんなことをしていたのか、とおもしろい。 ありそうでなかったサービスだと思うけど、すでに前例があったりして。BBCのようにアーカイブをたくさん持っていると、さまざまなサービスの発展が考えられそうです。 W-ZERO3で営業マンの携帯電話コストの削減、そして、1人1台のユビキタス環境の実現をもくろんだある中堅企業のオフィス。だが、現実はそんなに甘くはなかった。一体、何が悪いのだろう? Webマスターが変える 企業サイトの「秘力」:バンダイナムコは挑む――開拓! ブログを使って主婦層に新ビジネスを(前編) ゲームユーザーやキャラクターファン以外の顧客層を取り込み、新ビジネスを展開したい――バンダイナムコの挑戦は、Webサイトで着々と進んでいる。 これまで社内での携帯電話利用が制限されてきたが、業務活用の動きも広まる。ユーザーや管理者はいま一度、何を考えるべきか。 国際的なシステム統合を実施するうえで障壁となる文字コードの課題を解決するために、Oracle DBはいち早くUnicodeに対応した。Unicode対応機能を利用すれば、データベース操作時に文字コードの違いを意識する必要はない。 SourceForge.jpではじめるオープンソースプロジェクト:第5回 プロジェクトの初期タスクを片付けよう 本連載も折り返しとなる5回目を迎えました。プロジェクトの開始時には、実際の開発を始める前にやっておくべきことがいろいろと発生します。今回は、前回登録したタスクを片付けていくことにします。 サンフランシスコで大規模停電が起きた時、オルタナティブ・ブログにもその影響が。Movable Type 4のリリースにも影響? 決して他人事ではない、停電が与える影響とは――オルタナブロガーは、ITの時事ネタを独自視点で発信している。 |